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Happy Halloween!!!

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  毎年恒例、Happy Halloweenです! 寮事務所がある南寮には、この時期になると美味しいスポットが出現します。 舞台美術さながらの本格的な演出! もちろん、我らが自森寮の空間デザイナー、日直Aさん! 本当に、プロ顔負けです。 細かな演出も手を抜きません。 あっ、まさかのホグワーツスクールも! そういえば、寮にはハリーポッターの同級生(もちろん、コスプレ)もいます。(笑) そして今年、私がなぜか心惹かれたのは、 哀愁をおびた後ろ姿。。。 素敵な寮の演出、今年も本当にありがとうございます! 寮監M

TRICK or TREAT

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  怒涛のような学園祭のあとは、2日間の代休です。 自宅に帰る寮生もいれば、寮でのんびりと過す寮生もいます。 その何とものんびりとした日の昼下がり、日中の寮生たちを優しく見守ってくれている 寮日直さんによる、毎年恒例のお楽しみ会が開かれます。 その名も「TRICK or TREAT」。 キャンディからわたあめに変身!&シャカシャカポップコーン を体験できる、楽しくて美味しいひと時です。 この企画「寮事務所日直の勝手にハロウィン企画」と銘打っていますが、 ベテラン日直Aさんが、自宅から露天商さながらの本格マシンを持ってきて、 毎回開催してくれている、寮生のための目玉企画です。 自宅が遠方の寮生は、長期休み以外はなかなか帰省できないので、 ゴールデンウィークや今回のようなお休みが続く日に、開催してくれます。 本当に、寮生想いの日直さんたち!いつもありがとうございます!! 寮監M

学園祭まであと2日!

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闇夜に続く、長蛇の列。 一体、なんだと思いますか? 実はこれ、寮生オンリーの「学園祭前の景気付け」だそうです。 心優しく、気前のいい月寮(高校女子寮)のお姉さんたちが 寮内のキッチンで手作りしたケーキの大盤振る舞い! どれも美味しそう! 学園祭の準備で連日連夜がんばっている寮生たちを  甘〜く、はげましてくれた夜でした。 寮監M

"いま、ここで、生きる"「 よる講」vol.6

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今回の講師は関根幹夫さん。 演出家・竹内敏晴氏の「からだとことば」のレッスンを受けて来られ、 その精神や手法を生徒達に伝えて下さいました。 本日は会議室での講義形式ではなく、 「体を動かし、五感を使って自己と向き合う」という体験式のワークでした。 裸足になって歩き回り、足の裏の感覚を味わう。 2人1組で背中合わせになり、相手の背中を感じる。 相手からの一番心地良い位置を探してそこに立つ。 歌詞を感じながら歌唱する。などなど。 「何を感じる?何が見える?」という関根さんの問いかけに対して、 我々は感じた事を言語化する事の難しさを知る事になります。 関根さんが仰る「今、ここにいる自分」をなかなか味わえない生徒が多い中、 その感覚を探る為に関根さんと生徒の間で深い議論も行われました。 (彼は講義の翌日「めっちゃ楽しかった!」と 講義の感想や得られた学びを語ってくれました。) 「シャボン玉」の歌唱は、 「歌を歌う」という行為から「歌詞を表現する、歌詞を体験する」という 初めてのワークだった生徒が多いと思います。 講座後、複数の生徒から感想を聞いていく中で、 「深く人と触れ合うことで 自分を感じ、 自分と向き合い、自分を知る」 という体験が出来た時間 だったのではないかと 感じました。 「感じた事を言葉で表すのは不可能。 言葉にした瞬間にそれは違うもの、薄っぺらいものになる。」 と語ってくれた生徒がいます。 なお、このブログの文章ではあの時間、 我々が感じた感覚、温度をそのまま正確に伝えるには限界がある事を書き加えておきます。  寮監E

"ボランティア経験から見えてきたこと" 「よる講」 vol.5

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さる9月12日、5回目の「よる講」が行われました。  講師は竹内康紘さん。 本校で「福祉の現場」や「政治・経済」などを受講し、 現在は聖学院大学で心理福祉学を学びながら、 学生ボランティア団体「そよ風」を立ち上げて活動しています。 大学では自由が与えられる分、自己管理・自己責任が原則となると話されました。 自分は自森に入学した時点でその感覚を経験しているので、 入学当初は同級生とのギャップを感じたそうです。 自森生は一般的な大学生より3年早く半分大人の経験をスタートしていると感じたそうです。 大学ではフィンランド研修と能登や東北でのボランティアにも取り組み、 「よる講」ではそれらの体験を中心に語ってくれました。 ■ フィンランドで感じたこと まずはフィンランド。 「福祉が行き届いているフィンランドに比べて、 日本では障害者・不登校・高齢者などへの支援がなかなか行き届かない。 フィンランドの福祉をそのまま取り入れられるのではないかと考えたが、 シンナウハという支援施設の存在や、文化や価値観、考え方の違いから、 やはり日本には日本に合ったやり方がある、と考え直したそうです。 また犯罪者に対して、日本は徹底した管理と拘束によって罪を償わせるのに対して、 フィンランドは 「罪を償わせるとは、その人の尊厳を傷つける事ではなく、自由を奪う事。」 と考えるそうで、 この大きな考え方の違いはとても印象に残りました。 自由を奪うといっても、昼間出掛けて夜、刑務所(生活の拠点)に戻るというような生活で、 申請すれば外泊もできるという話は衝撃的でした。 ■ 能登での経験 地震から8ヶ月経った現在もまだ瓦礫が片付けられず、 自衛隊車両とトラックしか見かけられない現状。 そんな中、能登町で暴れ祭が7/5.6に行われた。 子供を乗せたキリコを肩に食い込ませながら大人達が担ぎ、 神輿を海に放り投げ、松明の炎の中を火傷を負いながら 夜通し練り回るという過酷な祭りだが、江戸時代から地元の人に愛され続けている。 全国的に祭りの存続が難しくなる中、 能登の暴れ祭りがこれだけ熱狂的に愛され続けているのは、 地元の子供達が祭りでの大人の姿を見て自分たちも大人になったら参加したい、 と感じるからだと思う。 地震の爪痕に苦しんでいる中だからこそ、 住民にとってはより大事で、生きる力となっている行事だと感じた。

"好き!"がすべての始まり「よる講」vol.4

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6月6日木曜日の夜、 4回目のよる講が開催されました。 講座名は「ルワンダ・希望の義足」。 そのタイトルから、「とても志の高いご夫婦の立派な慈善活動の話」を想像しました。 ところが、講師のルダシングワ真美さんは 「この活動のきっかけは一人の男性との出逢い、そして彼を好きになったこと」 と説明され、良い意味で期待を裏切られました。 「足に障害のあった夫に褒められたくて義肢装具士の資格を取り、今に至ります。 今も自分のモチベーションは夫の存在。」 この本音の言葉は、その場にいた寮生たちの心に、力を持って届いたと思います。 大きな意志がなくても、 自分の好きな事、 心の奥底から出るものに従って、気持ちの赴くままに動いていたら、 結果的に人の役に立っていたという真美さんのお話に とても元気付けられました。 好きな事、興味のある事にとりあえず向かい合ってみる。挑戦してみる。 愛する人に褒めてもらうための行動なら、わたしたちにも出来そうな気がしませんか? ------------------ 真美さんの話は、ほかにも盛り沢山でした。 ① ルワンダで起きた大虐殺が、実は西洋がこの地を支配する為に作為的に民族間を仲違いさせ、争わせた悲劇だったという事実はあまり伝えられていないこと。 ② 海外に出掛ける機会が殆ど無いルワンダで人々に外国を見て欲しいという思いから、パラリンピックやアビリンピックの出場に結び付けた。彼らが何を見て驚くか、何を感じるのかを知りたかったこと。 ③ 自力でレンガを作るところからやっとの思いで義肢製作所を建設、設立した事。その後度重なる川の氾濫。政府が住民を追い出す為に重機で建物を破壊。これでもか、という試練が続き、理不尽さ、悔しさで諦めそうになった時、川の中で大声で助けを求めて泣いていた猫が前を向かせてくれた。「自分の力が必要。やらなきゃいけない時はやらなきゃいけない。」窮地に追い込まれた時、背中を押してくれる力は必要。 ④「戦わなければいけない時、戦わず諦めるというのも選択。また違う道が見つかる。だが、抵抗する事は自分の為になる。その時、助けを求める事、苦しさを吐き出せる人、場所を見つける事が大事。」というお言葉がとても深く、心に響きました。 参加した寮生26名は、真美さんのお話に終始引き込まれていました。質問も活発に出され、とても濃い、学びの時間を過ごすこ

”里親”について学ぶ「よる講」vol.3

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今夜の講師は、お二人。 自由の森学園高校の3年生として在学中の、 小賀坂小春(こがさか こはる)さんと、 小春さんが3歳の時から、里親として、一緒に暮らす 齋藤直巨 (さいとう なおみ)さん。   最初は、齋藤さんから、 ” さとおやのおはなし ” を伺いました。 子どもが大好きだった齋藤さんは、ご自身の人生に於いて、 「子どもを育てる」ということをしてみたいと思いながらも、 その為には、結婚して妊娠、出産をするということを経なければ、 「育てる」という段階に辿り着かないと思った時に、 ” 里親 ” という制度があることを知ったのだと。   結婚し、二人のお子さんを育てながら、 小春さんが3歳の時に、「うちの仲間にならない?」と声をかけたそう。   日本では、事情があって親と暮らせない子どもの多くが施設で生活している実情の中、 里親制度がもっと広がり、「里親」も「里子」も楽しく、幸せに暮らせるために、 活動が多岐に渡って行った様子を伺いました。   続いて、小春さんのお話し。 里親制度のお陰で、「小賀坂」という姓のまま、 自分のルーツを失わずに居られるのは良いことと。 中学校で「制服の自由化アクション」に参加した際、 里子であるという理由で、児童相談所から名前や顔を隠すように指導されることに疑問を持ち、 親権者に相談して、実名にて、活発に様々な活動をしているとのこと。   今晩の参加者は多くの中学生も含み 31 名。 同じ学校に通う小春さんと、彼女が「直さん」と呼んでいる齋藤さんとの 温かいやり取りも見ながら、「里親制度の今」について学ばせて頂きました。   お話しの後の質疑応答では、誰もが突然に「社会的養護下」になり得ると知り、 「里子になるかどうか?」を子どもの方で選択できるのか?という質問が出たり、 児童相談所の役割りについてなど、 皆、大いなる関心を持って内容を受け取っていたことが感じられました。 寮監T