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"好き!"がすべての始まり「よる講」vol.4

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6月6日木曜日の夜、 4回目のよる講が開催されました。 講座名は「ルワンダ・希望の義足」。 そのタイトルから、「とても志の高いご夫婦の立派な慈善活動の話」を想像しました。 ところが、講師のルダシングワ真美さんは 「この活動のきっかけは一人の男性との出逢い、そして彼を好きになったこと」 と説明され、良い意味で期待を裏切られました。 「足に障害のあった夫に褒められたくて義肢装具士の資格を取り、今に至ります。 今も自分のモチベーションは夫の存在。」 この本音の言葉は、その場にいた寮生たちの心に、力を持って届いたと思います。 大きな意志がなくても、 自分の好きな事、 心の奥底から出るものに従って、気持ちの赴くままに動いていたら、 結果的に人の役に立っていたという真美さんのお話に とても元気付けられました。 好きな事、興味のある事にとりあえず向かい合ってみる。挑戦してみる。 愛する人に褒めてもらうための行動なら、わたしたちにも出来そうな気がしませんか? ------------------ 真美さんの話は、ほかにも盛り沢山でした。 ① ルワンダで起きた大虐殺が、実は西洋がこの地を支配する為に作為的に民族間を仲違いさせ、争わせた悲劇だったという事実はあまり伝えられていないこと。 ② 海外に出掛ける機会が殆ど無いルワンダで人々に外国を見て欲しいという思いから、パラリンピックやアビリンピックの出場に結び付けた。彼らが何を見て驚くか、何を感じるのかを知りたかったこと。 ③ 自力でレンガを作るところからやっとの思いで義肢製作所を建設、設立した事。その後度重なる川の氾濫。政府が住民を追い出す為に重機で建物を破壊。これでもか、という試練が続き、理不尽さ、悔しさで諦めそうになった時、川の中で大声で助けを求めて泣いていた猫が前を向かせてくれた。「自分の力が必要。やらなきゃいけない時はやらなきゃいけない。」窮地に追い込まれた時、背中を押してくれる力は必要。 ④「戦わなければいけない時、戦わず諦めるというのも選択。また違う道が見つかる。だが、抵抗する事は自分の為になる。その時、助けを求める事、苦しさを吐き出せる人、場所を見つける事が大事。」というお言葉がとても深く、心に響きました。 参加した寮生26名は、真美さんのお話に終始引き込まれていました。質問も活発に出され、とても濃い、学びの時間を過ごすこ