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”誰かのためになる仕事を” 「よる講」vol.11

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第11回「よる講」誰かのためになる仕事を―-看護師として働き、看護師を育てる 今回は、山田かおるさんをお迎えしてよる講が開催されました。 山田さんの経歴 男子、女子、各寮からたくさんの生徒が参加してくれました。 山田さんは 中学生の頃に見たカンボジアの子供の新聞記事を見て「誰かのためになる仕事がしたい」と看護師になることを決めたそうです。 勤務された病院 医療チームのモットーは「truth telling」。患者様に嘘を付かない医療をすることでした。嘘をつけば信頼関係がなくなるからです。 また「食べることは生きること、生きることは食べる事」を食道癌の患者様を見て切に感じた事との事でした。 7年の看護師として勤務の後、東葛看護専門学校へ看護教員として赴任されました。教える側に立った時、学生に「先生が求めている事は難しすぎてわからない」と言われ呆然と立ちすくしたそうです。「今の自分の言葉は伝わらない」と自覚させられ、学生と一緒に歩む事が大切だと認識されたようです。 50分の講義もあっという間に終わり質疑応答になりました。 男子生徒からも質問があり具体的なお答えをいただきました。 解散後も山田さんの周りには数名の生徒が集まり個人的な質問をされていたのが印象に残りました。 寮監O

”人生は航海” 「よる講」 vol.10

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第10回 「よる講」 若者の⾃⽴や就労⽀援に伴⾛して  ――私のいきざまの今までとこれから 今回のよる講では、若者の支援事業や居場所事業などを行なっている 特定⾮営利活動法⼈ブエンカミーノ ⼀般社団法⼈ プエルト 代表 吉川 望 さんにお話しいただきました。 吉川さんは自由の森学園卒業生で、お子さんも現在自由の森学園で学んでいます。  今回は40人弱の寮生が参加しました。  吉川さんのこれまでの波瀾万丈の人生と、現在取り組んでおられる活動について、 楽しくお話しいただき、終始笑いも絶えず皆、真剣に話に聞き入っていました。  波瀾万丈でさまざまなな経験をしてきた吉川さんですが、 常に自分の心に正直である姿が印象的でした。  人生が航海だとして、自分が船だとすると、たくさんの港を持っておく事で大航海が出来る。  さまざまなチャレンジをしたり旅をし、多くの人と出会う事で港をたくさん作ることが重要。   人生は必ず躓くものだけれども、躓いても立ち上がれる様にたくさん思い出をつくり、  多くの人と出会い、躓く事を楽しむ覚悟をしておこう。  みんなの人生は本当にこれから! 世界は不公平なこと理不尽なことはもちろんあるけれど、 その一方で世界は本当に綺麗で美しくて楽しい。  大丈夫何とかなる!  学校生活や進路、さまざまな悩みを日々抱えながら生徒の皆さんは過ごしていると思いますが、 吉川さんの言葉は彼らの背中を強く暖かく押してくれたのではないかと思います。  講義の後も多くの生徒が吉川さんの周りに集まって質問をしており、 とても有意義なよる講となりました。   寮監Y

今年度も「よる講」が始まりました!

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  第9回「よる講」ルワンダ 希望の義足 が21人の寮生の参加で開催されました。 去年のPART1ではパートナーのガテラさんが来日出来なかったのですが 今回PART2では吉田真美さんと一緒に自由の森学園に来てくださいました。 ルワンダという国をご存知ですか? アフリカの内陸国で国土は山岳地帯におおわれています。 真美さん ガテラさんの住む首都キガリは赤道に近いながら標高が高いので過ごしやすいそうです。 そのキガリでお二人は義肢装具の製作、 障害者スポーツの普及などの活動に力を注いでいます。 決して平坦な道のりではなく、辛い事、泣きたくなる事、理不尽な事もたくさんあったでしょう。 しかし真美さんはガテラさんと2人で 『正しい事実を学び 平等に教育の機会を持つことが大事』 『平和や命の大切さを知って欲しい』と言います。 最後にはアフリカのことわざを紹介してお話は終わりました。 『山と山は出会わないが 人と人は出会う』 お話の後の質疑応答では10分の予定が30分になりとても有意義な時間でした。 真美さん ガテラさん ありがとうございました! 寮監O